あなたも病院や薬局、スポーツジムなどでウォーターサーバーを見かけたことあるでしょう。
大っきなタンクの上に青っぽいボトルが乗っかっていて、コックをひねると冷たい水が出てくる、アレです。
最近はオフィスなどへの導入も増えてきてたり、旅館の大浴場脇に置いてあったりもします。
私は薬局で初めて飲んだ時、思わず「うまっ!」て感動した覚えがあります。
そんなウオーターサーバーですが、使っていくうちに生活リズムが徐々に変わってきたんです。
これまで私がウォーターサーバーを利用してきて感じたメリット・デメリットを率直に挙げてみます。
いわずもながで、コックをひねれば(最近では”ボタンを押せば”)温水や冷水がすぐに飲めるというのはホントに便利です。
特に忙しい朝の時間帯にはホントに助かります。
都市圏の水道水は決して”うまい”とは言えません。
カルキ臭プンプンですし。
これがウォーターサーバーの”天然水”なら独特の風味とミネラルのおいしさを感じながら気持ちよく飲めます。
ピュアウォーター(純水)の”RO水”ならだれでも抵抗なくゴクゴクと飲めます。
近くのスーパーなどでミネラルウォーターの安売りがあればついつい箱買いしたくなりませんか?
それでもせいぜい1箱が限度でしょう。
重い上にかさばりますもの。
車があったとして何箱も買ったところで、今度はその重~い水箱を部屋まで運ぶのに何度も往復する手間がかかります。
もちろん今はネットでなんでも変える時代なので、いちいち買いに行かなくても済むようにはなりましたけど。
それでも配送されたペットボトルをその都度冷やしたりする手間は残ってます。
お湯を沸かすにも手間と時間がかかります。
ウォーターサーバーならこれらの手間をすべて解消してくれます。
ペットボトルを冷やして飲むには常時ペットボトルを冷蔵庫に入れておく必要があります。
水を切らさないようにするには最低でも2本必要でしょう。
そのペットボトル、冷蔵庫内でそこそこスペースをとってませんか?
”他のものが入らないよ”なんて家族から苦情がきてませんか。
そのペットボトルのスペースが空いたなら、牛乳やワインや野菜や米や…いろいろ入れられますよ。
原水をそのまま汲み上げる天然水はもちろん最高レベルの品質管理で出荷されます。
そしてRO水にいたっては雑菌やウイルス、ダイオキシンなどの有害物質、さらには放射能物質まで除去してくれる水なので、安全性という面ではこれ以上の水はないでしょう。
日本のウォーターサーバーで扱う水はほぼ軟水です。それも硬度が低めの軟水。
天然水にしてもRO水にしても含まれるミネラル成分は低めなのでとても飲みやすい水と言えます。
それはつまり赤ちゃんのミルク作りにも問題なく使えるということです。
しかも最近の高機能ウォーターサーバーは、ミルク作りに最適な70℃前後の温水温度をキープできる弱温モード(※呼び方は様々)なる機能が付いてるタイプも出てきてます。
(※実際には体温ぐらいの温度まで冷ましてから飲ませます)
そんなわけでママさんパパさんは時間を気にすることなくいつでも手間暇かけずにミルクを作れちゃうんですね。
子供はジュースや炭酸飲料が大好きです。
でもジュース類は糖分が多く、飲み過ぎは決して体にいいものじゃあないですよね。
それでもお子さんにせがまれれば体によくないとはわかっていてもついつい買ってあげたくなるもの。
そんな時はウォーターサーバー水を飲ませてみてください。
次第にジュースを飲む回数が減ってくるはずです。
あれほど「炭酸、炭酸」とわめいていた我が家の子供たちも、のどが渇いたらウォーターサーバーの水を飲むようになりましたもの。
手軽にのどの渇きを潤えるし、なにより水がおいしいからつい手が伸びるんでしょう。
お子さんの健康を気づかうならウォーターサーバーの導入はアリですよ。
ウォーターサーバーという言葉が広く知れ渡ることになったのは東日本大震災以降とも言われています。
そう、万が一の時に備えての飲料水の確保(備蓄水)ですね。
都市圏でも台風の影響で停電が続いた地域もあります。
停電になると水道もトイレも使えなくなります。
もちろんウォーターサーバーも使えはしません。
しかし予備の水ボトルがあればその水を使うことはできます。
ウォーターサーバーの水は雑菌のない安全な水な上に、常に新しい水が届けられるため賞味期限の心配もありません。
(未開封なら賞味期限は半年~1年)
地方なんかでは交通網がマヒすると食料や水は手に入りにくくなります。
そんなときに必要なのは第一に水です。
水さえあればとりあえずはなんとかなります。
いつでも好きな時にお湯や冷水が飲めるということは、お湯を沸かしたり冷蔵庫で水を冷やすといった時間と手間からの解放を意味します。
それはもしかしたらわずかな時間かもしれません。
しかしそのわずかな時間の積み重なりが気付かないうちにストレスを溜めてることもあります。
ウォーターサーバーを導入するということは、ドライな言い方をすれば時間をお金で買ってるようなもんです。
余った時間は有効に使いたいものです。
電気代、気になりますか?
気になりますよね。
たとえばお湯を沸かすのにこれまで電気ポットを使っていたのだとしたら、保温代も含めた電気代はサーバーレンタル料(もしくは水代)と相殺(差引ゼロ)に近くなるケースもあります。
ガスコンロでお湯を沸かしても似たようなことが言えます。
しかしながら最新のウォーターサーバーは省エネ機能が優秀なので、実際はかなりの節約にもなるんです。
意外と忘れられがちなのが冷蔵庫の開け閉め。
ペットボトルを取り出すたびに冷蔵庫の扉を開け閉めするってことはそのたびに逃げた冷気を補うために余計な電力を消費するってことです。
チリも積もれば山となる。
ウォーターサーバーを使ったからといって何もかもがバラ色の生活を送れるわけではもちろんありません。
筆者が感じたデメリットはたった一つ。
程度の差はあれお金がかかる。
当たり前ですね。
でも安全・おいしさ・便利・手軽さ・災害時の備え・時短、、、これらが簡単に手に入ると思えば納得もいくのではないでしょうか。