ずいぶんとハードルを上げてしまったタイトルですが、まあいいでしょう。
実際においしいコーヒーができたんですから。
コーヒーや緑茶をおいしく飲もうと思ったら、水の硬度が低めのミネラルウォーターがまろやかな味を引き出してくれます。
ここではウォーターサーバーの水でコーヒーをおいしく飲むためのコツをご紹介します。
ご存知かと思いますが、水道水には(法令により)消毒用の塩素が含まれています。
その塩素による消毒臭やカルキ臭を嫌って、水道水を一度沸騰させてカルキ臭を抜く人もいるでしょう。
水の一晩汲み置きというやり方もあります。
消毒臭=文字通り「塩素」が元になっている臭い。
カルキ臭=塩素単独の臭いのほか、塩素と水中のアンモニアなどが反応して生じる臭いも含まれる。
確かに水を沸騰させればカルキ臭はある程度は抜くことができます。
しかしながら塩素成分はどうしても残ってしまいますし、ミネラル成分やその他の栄養分も全部ふっ飛んでしまってます。
コーヒーと相性がいいと言われる二酸化酸素も消えてしまいます。
そういった水でコーヒーを入れてもおいしさは半減しちゃいますでしょ。
そこで登場するのがミネラル成分を適度に含み、酸素や二酸化炭素なども水中に残っているウォーターサーバーの”天然水”です。
RO水でもおいしいコーヒーは作れますが、筆者は天然水の方がおいしいと感じたのでここでは天然水に限定してご紹介していきます。
コーヒーって沸騰したお湯を入れるものだと思ってる方も多いんじゃないでしょうか。
コーヒーを専門に扱う方たちに共通している認識は、実は湯温90℃前後みたいです。
この温度って、まさにウォーターサーバーで設定されている温水温度なんですよね。
コーヒーの入れ方に関してはどれも一長一短があるので、どの入れ方がいいのかの判断は難しいですね。
好みもあるでしょうし。
ここで紹介するのはペーパードリップを使ってのおいしいコーヒーの入れ方です。
すべてを全自動でやってしまうコーヒーメーカーは便利なんですが、基本的にだれがやっても同じ味になるので割愛します。
またドリップコーヒーは自分で直接お湯を注ぐやり方ですが、ウォーターサーバーの温水給水口の真下の奥行きがあまりないタイプの機種だと給水口の真下にドリップの中心をセットすることができません。
そういった機種の場合は、サーバーの温水(または冷水)をやかん等に入れ直し、沸騰直前ぐらいで止めたお湯を注ぐというちょっと手間のかかるやり方になってしまいます。
熱めのコーヒーが好きな方は前もってサーバー(ガラス瓶)やコーヒーカップにお湯を入れて温めておくとか、サーバーが冷めにくいよう保温用のマットなどを用意しておくといいでしょう。
保温用マットは布製の小型鍋敷きでも充分通用します。
お湯のそそぎ方の基本は細く、真ん中に。
目安としては500円玉ぐらいの大きさでお湯がいきわたる程度に。
(ペーパーのフチにお湯をかけるのはNG)
フチにかからないよう外周近くまでお湯をかけ回します。
この入れ方であれば、今まで家で飲んでた「なんとなく」のコーヒーの味がコーヒー専門店で飲むうまいコーヒーのようにグレードアップしますよ。
お試しあれ。