ウォーターサーバーの天然水(ナチュラルミネラルウォーター)は、その処理過程において加熱処理のものと非加熱処理のものに分かれます。
熱処理を一切加えず、自然のミネラル成分をそのままに残した天然水を非加熱処理天然水と呼びます。
熱を加えませんから当然のことながら加熱処理に比べてより高度な品質管理・処理技術が要求されます。
その分天然のミネラル成分はもとより、水のおいしさの重要な要素とも言われる溶存酸素や二酸化炭素などが失われにくいというメリットもあります。
溶存酸素というのは、水中に溶けている酸素のことで、その数値が高いほど水質がいい(きれいな水)と言われてます。
逆に汚染度の高い水中での溶存酸素は極端に低い数値になります。
いわば水のおいしさのバロメーターのようなものですね。
加熱処理天然水は高温で一気に熱を加えて殺菌処理を施した天然水です。
加熱処理システムが以前に比べて格段に進化したとはいえ、加熱によって多少のミネラル分が損なわれたりおいしさの素とも言われる酸素や炭酸ガスなどが微量とはいえ失われてしまうのは否めません。
単純に比較する分には非加熱処理天然水の方が『グッド!』みたいな感じを受けますが、実際に飲み比べてみた個人的な感想としては…
事前に非加熱処理天然水と加熱処理天然水とわかって飲み較べるのであれば、先入観も手伝ってその差はなんとなく感じられます。
そうは言っても「非加熱天然水の方がなんとなくうまい、かな」という程度ですけど。
でも何も知らされてない状況で味わったとしたら…その差に気づく人はほとんどいないんじゃないかと思いますよ。
確かなのは”この水は非加熱処理の天然水で溶存酸素も多いからきっとうまいに違いない”と念じて味わうなら水のおいしさは確実にアップするってことです。
そういう意味で非加熱処理天然水を選択するのはアリかもしれません。
実際のところ加熱処理でも非加熱処理でもどっちもおいしい水には違いないです。